新潟県三条市などに大きな被害をもたらした2004年の「7・13水害」から満10年を迎えた13日、同市主催の追悼式典が市内で開かれた。これには太田昭宏国土交通相(公明党)、公明党の漆原良夫国会対策委員長が来賓として参加し、あいさつした。
席上、太田国交相は、水害で亡くなった人たちを悼むとともに、復興に取り組んだ市民らに敬意を表明。その上で、近年の豪雨災害について「集中化・極地化・激甚化している」とし「国土交通省では、事前に取るべき防災行動を時間軸で示したタイムラインを作成するなど、総合的な防災力向上の取り組みを進めていく」と決意を述べた。
漆原氏は、当時、水や泥、ごみに覆われた街を目の当たりにしたことを振り返り、「被害を乗り越えて三条は復活した」と強調。「防災・減災へ頑張っていくことを誓う」と訴えた。