平成24年4月11日
“IAEAは不公平”の鳩山発言
 
“IAEAは不公平”の鳩山発言/誤解与えかねない/漆原氏

 
 公明党の漆原良夫国会対策委員長は9日午前、国会内で記者団の質問に答え、イランを訪問中の鳩山由紀夫元首相がアハマディネジャド大統領との会談で、国際原子力機関(IAEA)はイランなど一部の国に二重基準を適用し不公平だと述べた、とイラン大統領府が発表した問題について見解を述べた。
 漆原氏は、国際社会がイラン核開発疑惑に厳しい姿勢で臨む中で、鳩山氏の発言が報じられたことに対して「元首相、民主党の外交担当の最高顧問の立場だから、日本政府として間違ったメッセージを与えかねないという印象を持っている」と懸念を表明。同氏のイラン訪問を政府が制止できなかったことについても「日本外交のあり方としていかがなものか」と批判した。

(平成24年4月10日付け公明新聞より転載)