(vol.25)平成27年7月17日


安保法制が衆議院を通過
   
皆さんこんにちは、公明党の漆原です。

昨日、安保法制が衆議院を通過しました。
この法案は、日本を取り巻く安保環境の悪化に効果的に対処するために、日米同盟の信頼性を強固にし、抑止力を高めることによって戦争を未然に防止し、あわせて世界の平和に貢献しようとするものです。

一部の野党やマスコミは、「戦争法案」とか「徴兵制の復活」などと言った根拠のないレッテルはりに終始し、いたずらに国民の不安を煽っています。
しかしこの法案は、決して「戦争法案」でもなければ「憲法違反の法案」でもありません。

憲法第9条の「専守防衛」の精神は、しっかり守られています。また、「防衛」は、あくまでも「自国防衛」であって、もっぱら「他国防衛」を目的とするための「武力の行使」は認められていません。

また、自衛隊の海外派遣についても、公明党は、1.国際法上の正当性の確保、2.国民の理解と国会の関与など民主的統制、3.自衛隊員の安全の確保、といった「自衛隊の海外派遣の3原則」を要求し法律に盛り込まれています。とりわけ、国際平和支援法に基づく海外派遣については、「国連決議が存在」し、かつ「例外なき国会の事前承認」を必要としています。これらの縛りは、公明党が与党協議の中で、自民党との粘り強い交渉の中で勝ち取った大きな成果です。

これらの法案は、多岐にわたることもあり、まだまだ国民の理解が十分ではありません。参議院の審議においても十分な時間と丁寧な説明が大切です。またそうすれば必ず国民の皆様にご理解いただけると確信をしています。

末尾になりましたが、公明党に対する温かいご支援に衷心より感謝するとともに、皆様のご健勝を心よりお祈り申し上げます。

2015.7.17.a.m.

公明党中央幹事会会長
衆議院議員 漆原 良夫