令和4年4月24日
【第7弾
 
ロシアによるウクライナ侵攻から2か月

 

★ロシアによるウクライナ侵攻から今日で2か月目です。しかし、依然として戦争は続いており、終息のメドは立っておりません。
 マリウポリの製鉄所の地下には、ウクライナの子供や女性、高齢者など1000人近くの民間人が避難しています。プーチン氏は、露軍による製鉄所の制圧作戦を中止しましたが、その代わり「ハエ1匹、外に出すな」と厳命をしています。プーチン氏は、自軍の消耗を回避するために直接的な制圧作戦を中止し、「兵糧責め」作戦を執ったのです。
 兵糧責めにより、製鉄所の地下に避難した約1000人余の民間人がどのような悲惨な事態に遭遇するか、想像するに余り有ります。
1000人余の無辜の民間人の生命が、プーチン氏1人の手に握られている、こんな理不尽なことはありません。
 
★アントニオ・グテーレス国連事務総長が、26日にモスクワを訪問しプーチン大統領とラブロフ外相と会談、28日にはウクライナを訪問しゼレンスキー大統領と会談されます。
 グテーレス事務総長は、人道的見地から双方に停戦合意の働きかけをされると聞いています。
 私は、事務総長の停戦合意の説得が実りますことを心よりお祈り申し上げます。少なくとも、実効性ある「人道回廊」が開かれ、子供や女性・高齢者などの民間人が、戦場から安全に避難することが出来ますよう強く期待をしております。

以上

公明党元衆議院議員
弁護士 漆原 良夫